アクセス頂き、ありがとうございます。 本花梨にてオーディオ用のインシュレーターを製作しました。
本花梨特有の、仄かに香る甘く上品な匂いが残っており上々の仕上がりです。

手を掛ければ美しくなる銘木は幾つもありますが、本花梨の色、ガラスを思わせる硬質な透き通った艶は何度製作しても美しく見え、なんとも魅力的な銘木です。
狂いの無さから中までしっかり乾燥していますから、乾燥にも時間を割き木目の細かさから元々大きな材木から切り出した事が推測され、通常の木材より遥かに贅沢な作り方をされています。
マホガニーの様に柾目にはラメを思わせる美しい光沢と艶が出ております。
また、タイトルにもあります様にオマケが付属します。
手違紫檀製のインシュレーター×4個です。
寸法61mm×27mm 6mmカット面 仕上は普段のインシュレーターと同一です。
アンプ・ケーブルのインシュレーターとしてご使用下さい。

材料の反りや割れを取り矩手を出し、84mm角に削り出し、簡易旋盤にて82mmの丸棒へと削り出し、26mmの長さに切り揃えました。
木口の面は6mmカット面仕上げとなっております。


仕上げの工程ですがペーパー100番・150番・320番・600番・1000番・1500番・2000番・3000番でウェットサンディング＋乾燥後にワトコワックスを塗布し、乾拭きで仕上げてあります。

音の傾向ですが、高音が際立ちます。
紫檀や黒檀とは違い、非常に爽やかな音がします。
凛とした高音、引き締まった低音、本花梨の淡い甘い香りが漂うかのような女性ヴォーカルの声、どの音も綺麗に再生させる良い木だと思っております。
見た目も音も美しく、控え目な甘い香りから爽やかな印象を受ける銘木です。

※インシュレーターを設置した事で機材そのものや再生される音が数ランク上になるという事ではなく、今までの余計な振動・周波数であったものから発生していた音が整えられた、または加えられた結果、以前より良く聞こえる様になったという様に捉えて頂ければ幸いです。
私が製作しているインシュレーターはワトコオイルとワトコワックスで仕上げてあります。

メンテナンスフリーだとは思いますが、御心配な場合は蜜蝋ワックス等のワックスで磨いて頂ければ長く使用出来るかと思います。
※耐荷重について※
ごく稀に何kgまでのスピーカーに耐えられるのか？という質問を頂く事があります。
比重1前後の寸法60mm角のローズウッドでテストしたところ、プレスを1t掛けてもびくともしませんでした。
また部屋にスピーカーを設置したという想定で、四隅にインシュレーターを並べ、ベニヤを敷き、その上に120kgほどの鉄のプレートを乗せた事もありますが何ら問題はありませんでした。
私の所有するDS-3000は勿論、例えばですがJBLの4344の様な大型のフロアスピーカーであっても問題無く設置出来るかと思います。


また、高温多湿の部屋や土地で使用した場合は乾燥していても動く可能性がありますのでご了承下さい。
天然の材料を使用して製作している事を踏まえてノークレーム・ノーリターンでお願いします。